「悲愴」二楽章

 ベートーヴェンソナタ全曲演奏会の第8回目が昨日びわ湖ホールにて開催されました。毎回ピアニストが変わります。今回は田村 響さんの演奏でした。

 割とポピュラーな第20番二楽章も田村さんの手にかかると初期の作品とは思えないロマン派的な印象を受けました。

 さらに、第8番「悲愴」第二楽章は、三声または四声で奏でられるメロディが涙が出そうなほど美しく思えました。この作品もベートーヴェンの初期の作品ですが、人の心に響く要素がたくさん散りばめられているようにいつも感じます。

 帰り道に見た琵琶湖がとってもきれいに見えたのは、「悲愴」二楽章の美しいメロディが頭から離れなかったせいでしょうか?