音楽の4要素?

 先日、たまたま本屋さんで見つけた一冊の本。「アレクサンダー・テクニーク」。最初のほうが漫画とイラストだったので読みやすそうと思って思わず買ってしまいました。

 その内容の中で印象的だったのが、音楽の4要素の話です。アレクサンダーさんが考える音楽の4要素とは、「演奏者」「作品」「聴衆」「演奏空間」です。この4要素を対等に調和させることがとても大切だと述べています。

 二つ目の「作品」の項目で書かれていること、それは、音楽には必ず「ストーリー、風景,印象、メッセージ、意味」があるので、練習にそれらを取り入れるべきだと詳しく書かれています。もちろんウオーミングアップの段階からでも4つのうちの一つでも意識して練習することが大事だそうです。

 また、「聴衆」に関しては、練習中に聴衆を用意し、実際に存在しているようなイメージを持って練習に臨むことがベストだそうです。なぜなら聴衆は音楽の一部で演奏者と対等の関係だからです。

 それらの話は、本番でのあがり症、緊張をいかに乗り越え実力を発揮できるかということに役立ちそうです。